あさりの砂抜き方法は?保存方法やおすすめのレシピもご紹介!

あさりの正しい砂抜き方法は水分量や塩分濃度、浸けておく時間などが決まっています。間違えた方法を行うと砂を抜ききれず残ってしまったり、あさりの味が落ちてしまったりする原因になるため注意が必要です。
「あさりの砂抜きはどのように行えばいい?」「常温でも大丈夫?」味噌汁や酒蒸しなど、幅広い使い方のできるあさりですが、下処理の方法に悩む方も多いのではないでしょうか。
本記事では、あさりの砂抜きの方法についてご紹介します。保存方法やあさりを使ったおすすめレシピも合わせて解説するので、ぜひ参考にしてください。
あさりの正しい砂抜き方法
あさりの正しい砂抜きの方法は以下の順番で行います。
- あさりを洗う
- 計量した水と塩を混ぜ溶かす
- あさりを浸ける
- アルミホイルなどを被せて1時間置く
- 水から取り出して30分ほど置く
では、ひとつずつ順番に解説します。
手順1.あさりを洗う
まずボウルに水を張り、水道水を流しながらあさりを洗います。あさりの殻表面には汚れがあるので、それを落とすように両手であさり同士を挟み擦るようにして洗います。スーパーのあさりであれば軽く擦る程度で十分です。
潮干狩りなどでとってきたものは細かな溝に汚れが付着しているため、しっかりと洗いましょう。
手順2.計量した水と塩を混ぜ溶かす
次にボウルに水と塩を入れて混ぜ合わせます。塩の濃度は海水と同じ3%で作るようにしましょう。ペットボトルで作ると洗い物も少なく、簡単に塩水が作れます。
手順3.あさりを浸ける
塩水が作れたらザルとボウルを用意し、そのなかにあさりと塩水を入れます。水はあさり全体に少しかぶる程度まで張るようにしましょう。
手順4.アルミホイルなどを被せて1時間置く
あさりと塩水を入れたらアルミホイルや新聞紙などを軽く被せて1時間置いておきます。スーパーで購入したものはおよそ1時間、潮干狩りで手に入れたものであれば半日間置きましょう。
手順5.水から取り出して30分ほど置く
1時間経過したら水を捨て、ザルにあげて塩分調整や余分な水分を抜くために30分ほどそのまま置きましょう。正しい方法で砂抜きができていれば、1時間程度で砂抜きは完了します。
気になる砂抜きのQ&A
あさりの砂抜きの正しい手順について解説しました。ここからは、あさりの砂抜きに関する質問について解説します。
水の量は大事?
水の量は多すぎず少なすぎずあさりに軽くかぶる程度の水を用意しましょう。水が多すぎてしまうとあさりがうまく呼吸できなくなってしまいます。
また、水が少なすぎても同じくうまく砂抜きができなくなるので注意が必要です。あさりの頭が少し出る程度の水分量を目指しましょう。
ザルは必要?
ザルは、あさりが吐き出した砂を再び吸収しないようにするために必要です。水に浸した後、砂が抜けたかどうかの目安となるため、必ずザルは使うようにしましょう。
アルミホイルや新聞紙を被せるのはなぜ?
アルミホイルや新聞紙を被せる理由は、ボウルのなかを暗くすること、あさりの吐き出した水が周りに飛び散ることを防ぐためです。
あさりは、明るく振動の多い場所ではあまり砂抜きが行えません。そのため、アルミを被せてボウルのなかに光を入りにくくします。また、あさりの吐き出した水が生で食べる食品や食器などに付着してしまうと、食中毒の可能性もあるため注意が必要です。
常温で大丈夫?
あさりの塩抜きは、水道水から出したての常温で行います。
あさりが活発になる温度はおよそ20度前後です。そのため、温度の上がりやすい夏であれば涼しい場所に置いたり、たまに冷蔵庫に入れたりして水温調整をするとよいでしょう。
砂抜き出来たか確認できる?
砂抜きができたかの確認は可能です。
塩水に浸け、1時間放置している間にあさりから水管が出ており、ボウルの水に砂が落ちていれば、砂抜きが適切に行われている証拠です。また、水から引き上げた際に浸けていた水が軽くにごっているのも砂抜きされている目安となります。
あさりが砂を吐かない場合は?
あさりが砂を吐かない場合、塩分濃度が薄かったり、浸けている間明るく振動の激しい場所に置かれていたり、水温が低すぎたりとさまざまな要因があります。
水の塩分濃度が薄い場合は作り直して様子を見ましょう。浸けている場所が明るすぎる場合は、なるべく静かで暗いところへ移し、水温は20度を維持するように意識しましょう。
あさりの保存方法は?
あさりは冷蔵保存、冷凍保存どちらも可能です。
スーパーで購入したあさりを冷蔵保存する場合は、パックや袋のまま冷蔵庫へ入れましょう。潮干狩りなどでとってきたあさりは洗ってから冷蔵保存すると、その後の手間が省けます。
冷凍保存の手順
あさりを冷凍保存する場合は砂抜きをしてから冷凍するのがおすすめです。
砂抜きをしてから冷凍したあさりは、2週間から1か月は保存可能です。火を通してから冷凍してしまうとあさりの味が落ちてしまいます。また、冷凍時に水分がついたままだと冷凍保存中に霜がついてしまい、臭みの原因となるため注意しましょう。
あさりのおすすめレシピ
ここからは、あさりのおすすめレシピを紹介します。調理方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
あさりのお吸い物

材料(2人分)
- あさり(砂抜き済み)・・・100g
- え~だし・・・大さじ2
- 水・・・400ml
- 青ねぎ(小口切り)・・・適量
あさりの茶碗蒸し

材料(4個分)
- 卵(L)・・・2個
- あさり(砂抜きしたもの)・・・1パック(20個)
- 三つ葉・・・適量
- 酒・・・大さじ2
- A え~だし・・・大さじ3、水・・・450ml
あさりと春キャベツのパスタ

材料(2人分)
- あさり(殻つき)・・・200g
- 春キャベツ・・・150g
- にんにく(薄切り)・・・1片(10g)
- スパゲッティ・・・200g
- コショウ・・・適量
- え~だし・・・大さじ2
- オリーブ油・・・大さじ2
レシピで使用している「え~だし」をぜひ一度お試しください。
まとめ
あさりの砂抜きは正しい方法で行えば、短時間でしっかりと砂が抜けます。バランスのよい食生活を送るため、あさりを日々の食卓に積極的に取り入れてはいかがでしょうか。
トキワさん家では、さまざまな調味料を販売しています。目的別や値段別で探せるため、予算内で自分好みのものが見つかります。あさりを使った料理のレシピも掲載しているので、ぜひチェックしてみてください。