オクラの下処理・茹で方!おすすめのレシピもご紹介

オクラの下処理方法にはガクとヘタを取る下処理と、産毛の下処理の2つがあります。また、茹で時間によって食感が異なるため、好みや使う料理にあわせて選びましょう。簡単でおいしいレシピもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。
夏野菜といえば「オクラ」が思い浮かぶ方が多いでしょう。オクラは食物繊維が豊富で、消化を助ける働きがあります。また、ビタミンやミネラルが豊富で、栄養価が高い野菜です。ネバネバ成分が疲労回復に効果的です。
しかし、オクラの簡単な調理方法や、下処理の方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、オクラの下処理方法や茹で方とあわせて、1人暮らしでも簡単に作れるオクラのレシピを紹介します。 オクラをおいしく食べて今年の夏を健やかに過ごしましょう。
オクラの下処理
オクラは一般的に茹でて調理します。下処理方法はガクとヘタを取る下処理と、産毛の下処理の2つがあります。
どちらも簡単にできる下処理のため、参考にしてください。
ガクとヘタの取り方
ガクと呼ばれるヘタのまわりの黒っぽいかたい部分は、包丁で面取りをするように一周ぐるりと削ぎ取りましょう。ヘタの先端部分も包丁で切り落とします。
ガクとヘタは取らなくても食べられますが、かたくて筋っぽい食感が残ります。口当たりもよくなるので、まるごとオクラを楽しみたい人はガクとヘタを取るのがおすすめです。
ただし、ガクをまるごと切り落としてしまうと、切り口からさやの中に水が入り込み水っぽい食感になってしまいます。ガクはかたい部分を一周削ぎ取り、ヘタの先端部分のみを切り落とすのがおいしく仕上げるコツです。
産毛の取り方
次に産毛の取り方です。産毛を取るときは塩を使いましょう。塩を使って産毛を取ると、茹で上がりの際に色鮮やかに仕上がるうえ、オクラに下味がつき便利です。
オクラの量が少ない場合は、軽く水洗いしたオクラをボウルに入れ塩をまぶしてひとつずつ指で優しくこすります。
一度に多くのオクラを処理するときは、板ずりがおすすめです。水洗いしたオクラをまな板の上に並べ、塩を振って手のひらで前後に転がして産毛を処理します。オクラをつぶさないよう、優しく押さえてください。
産毛もガクやヘタと同様に取らなくても問題ありませんが、処理したほうが口当たりがなめらかになるのでおすすめです。
オクラの茹で方
オクラは茹で時間によって、歯ごたえのある食感にもとろっとした食感にも変わります。好みや使う料理に合わせて選んでください。
また、オクラはアクが少ないのでたっぷりのお湯で茹でる必要がないのもポイントです。そのため、鍋で茹でる方法のほかに電子レンジで加熱する方法もあります。
鍋で茹でる場合は、オクラがつかるくらいの水を用意してお湯を沸かします。沸騰したら下処理をしたオクラを入れてください。
菜箸で上下を返しながら40秒〜1分ほど茹でます。色が鮮やかになったら鍋から取り出し、ざるに入れて氷水か冷水で冷やします。冷やすことでオクラの食感と色が変化するのを防ぎます。
最後に水気を切って完成です。
茹で時間の目安は、シャキッとしたかための食感が好みなら40秒ほど、トロトロとしたやわらかめの食感が好みなら1分30秒ほどとなります。
電子レンジでの加熱は夏の暑い時期や、少量のオクラを使いたいときにおすすめです。加熱時間も短く火も使わないため、1人暮らしや料理が苦手な方でも簡単に調理できます。
下処理をしたオクラの塩を洗い流し、包丁の刃先で切り込みを入れます。ほかにも、フォークやつまようじで穴を開ける方法もあります。切り込みや穴を開けることで、オクラが破裂するのを防ぎます。
耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけるか、オクラをふんわりとラップで包みます。600Wの電子レンジで40秒加熱してください。
数が多いと加熱にムラができやすくなるため、3本を目安にしましょう。3本以上加熱する場合は、2回に分けたほうがおいしく仕上がります。
オクラの保存方法
冷蔵庫に入れたままになってしなびてしまったり、黒ずんでしまったりした経験はありませんか。
オクラは乾燥や低温、湿気にも弱いため、保存するときはネットから取り出し保存袋に入れて保存しましょう。冷蔵保存でも冷凍保存でもどちらでも保存できます。
ここでは、それぞれの保存方法についてご紹介します。
冷蔵保存
オクラの冷蔵保存の保存期間は4〜5日です。オクラは湿気にも弱く、水気があると黒ずみの原因や早く痛む原因となってしまいます。そのため、水気はしっかりと拭き取りましょう。
水気を拭きとったオクラをまとめてキッチンペーパーで包みます。包んだオクラをしっかりと密閉できる保存袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存してください。
または、ビンに入れて冷蔵保存する方法もあります。その場合、保存期間の目安は7〜10日ほどになります。
少量の水を入れたビンに、ヘタを下にしてオクラを縦に入れてください。ビンの口をふさぎ、冷蔵庫の野菜室で保存します。
10℃以下で保存すると低温障害が起こり、表面が黒く変色します。保存期間にかかわらず、できるだけ早めに使い切ってください。
冷凍保存
冷凍保存なら生のままでも、かために茹でても保存できます。保存期間の目安も冷蔵保存よりも長く、1か月ほどとなるので、長期間保存したい方におすすめです。
生のまま保存する場合は、水洗いしてしっかりと水気を拭き取ります。ガクを取り、ラップに3〜4本ずつ包んで冷凍用保存袋に平らに並べて保存してください。冷凍すると産毛が取れるので、板ずりの必要がなくなり、調理の時短や下処理の短縮にもつながります。
かために茹でて保存する場合は、板ずりとガクの下処理を行いましょう。熱湯で15秒ほど茹でたあと、冷水に入れて粗熱を取ります。水気を拭きとりラップに3〜4本ずつ包み、空気を抜いて冷凍用保存袋に入れて保存します。
カットして冷凍保存すると、調理の手間が省けて便利です。調理しやすい形にカットしたあと、ラップで包み冷凍用保存袋に入れて保存しましょう。
オクラのおすすめレシピ
ここからは、オクラのおすすめレシピをご紹介します。調理方法にお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
きゅうりとトマトとオクラの酢の物

材料(2人分)
- きゅうり・・・ 1/2本
- トマト・・・1/2個
- オクラ・・・ 3本
- 塩・・・適量
- すりごま・・・大さじ1
- べんりで酢・・・大さじ2
トマトとオクラのごま和え

材料(2人分)
- トマト・・・1/2個(100g)
- オクラ・・・5本
- 塩・・・適量
- A すりごま・・・大さじ1
- A なんでもごたれ・・・大さじ1
オクラともやしの豚肉巻き梅酢だれ

材料(2人分)
- 豚バラ薄切り肉・・・100g
- オクラ・・・8本
- もやし・・・100g
- 梅干し(塩分13%)・・・1個(10g)
- かつお節・・・1/2袋
- べんりで酢・・・大さじ2
- 塩・コショウ・・・各適量
オクラのだしわさび浸し

材料(作りやすい分量)
- オクラ・・・10本
- 塩・・・適量
- A わさび・・・小さじ1
- A え~だし・・・大さじ2
- A 水・・・120ml
なめことオクラのにゅうめん

材料(1人分)
- そうめん・・・1束
- なめこ・・・1/2袋
- オクラ・・・2本
- え~だし・・・大さじ2
- 水・・・400ml
オクラとしらすの納豆和え

材料(2人分)
- オクラ・・・5本
- しらす・・・20g
- 納豆・・・1パック
- 塩・・・少々
- え~だし・・・小さじ2
オクラとモロヘイヤのごま和え

材料(2人分)
- オクラ・・・6本
- モロヘイヤ・・・150g
- 塩・・・適量
- すりごま・・・大さじ1
- なんでもごたれ・・・大さじ1
ネバネバ丼

材料(2人分)
- ご飯・・・丼茶碗2杯分
- オクラ・・・6本
- 納豆・・・2パック
- 長芋・・・100g
- べんりで酢・・・小さじ2
- え~だし・・・適量
- 【トッピング】卵黄
トマトとオクラの和風冷製パスタ

材料(2人分)
- スパゲッティ(1.4mm)・・・160g
- トマト・・・1/2個(100g)
- オクラ・・・5本
- 青じそ・・・5枚
- 塩・・・適量
- ごま油・・・小さじ2
- え~だし・・・大さじ2
オクラとチキンのナッツサラダ

材料(2人分)
- オクラ・・・5本
- 鶏むね肉・・・1枚
- 長ねぎ・・・1/2本
- レタス・・・適量
- パプリカ・・・適量
- ミックスナッツ(粗みじん切り)・・・30g
- A にんにく(おろし)・・・小さじ1/2
- A 醤油・・・大さじ2
- A べんりで酢・・・大さじ2
- ごま油・・・小さじ2
レシピで使用している「べんりで酢」「え~だし」「なんでもごたれ」をぜひ一度お試しください。
まとめ
オクラの下処理には、ガクとヘタを取る方法と産毛を処理する方法の2つがあります。どちらの下処理を行わなくても問題はありませんが、ていねいに行うことで口当たりがなめらかになり、よりおいしく食べられます。
茹で方には、鍋で茹でる方法と電子レンジで加熱する方法があります。少量のオクラを使いたいときは、電子レンジが手軽でおすすめです。好きな食感にあわせて茹で時間を調節し、いろいろなオクラ料理に活用しましょう。
オクラの保存方法には冷蔵保存と冷凍保存があり、それぞれ保存期間が異なります。上手に使い分けて保存できるのも特徴です。
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